人の気配を感じる庭
どんなに美しくても、自然のままの風景は「庭」ではありません。
大いなる自然は時に荒々しく、人を寄せ付けないような厳しさも持っています。
しかし、「庭」とは人間と自然が楽しくつきあうための場なのです。
生活感のある庭は人がいない時でも、人の暮らしが息づいているという気配が感じられ、
見る者の心に、自然とは違う安らぎをもたらしてくれます。
手入れされた花壇や小さなベンチ、置物などには、人の思いが宿ります。
庭は外であって外でない、住む人のプライベートな空間。
その空間をうるおい豊かなものにすることで、生活もまた豊かなものになります。
もうしばらく、このお庭へのこだわりのストーリーにお付き合いください。
(追記:次のコラム「カタチで表すもてなしの姿勢」はこちら)
※こちらの事例紹介ページ「Case 41 ヴィラを思わせるガーデンテラス」もご覧ください。
※前回のコラム「Less is more.」はこちら。