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中秋の名月

昨日9月10日は、中秋の名月でしたね。皆さん、お月見はされましたか?
若干曇り気味だった彦根でも、雲の合間から美しい満月を見ることができました🌕✨

お店の前に立てかけている黒板のイラストも、今月はお月見バージョンになっています。

中秋の名月といえば、「ゆったりと綺麗なお月様を見ながら、お月見団子を食べる日」
というイメージの方が多いと思いますが、もちろん、実際はそれだけではありません。

十五夜ともいわれる中秋の名月ですが、秋の収穫をお祝いするための行事として平安時代に中国から日本に伝わりました。
当時は貴族の間で盛んに行われていたものが、江戸時代に一般庶民にも広がっていったんだそう。
一年のうち最も美しい満月を中秋の名月とするのですが、その時期は秋の収穫期と重なるため、
収穫を祝ったり、豊作を願う目的で月にお供えをするのが本来の中秋の名月、十五夜の文化となります。

地域にもよりけりですが、お供え物は主に以下の3つです。

①お月見団子
十五夜といえば!の、お月見団子。元々は中秋の名月の発祥である中国で食べられていた月餅を真似て作られたといわれています。オーソドックスな山形に積まれたまんまるのものや、里芋をイメージしたしずく型にこしあんが巻かれたのものなど、お団子の形や食べ方は地域によってさまざまで、調べてみると面白いですよ😊ちなみに私の住んでいた地域では、オーソドックスなまんまる団子とはかけ離れた、白・茶・ピンクの3色がある、大きめのしずく型のお月見団子でした。

②里芋などの芋類
秋に収穫期を迎える代表的な作物でもある芋類。そのため、十五夜は古くから「芋名月」ともいわれてきました。里芋を煮っころがしたものなどをお供えすることが多いんだそう。

③ススキ
ススキはその姿が似ていることから、稲穂に見立ててお米の豊作を願う目的で供えられます。また、茎の内部が空洞であることから神様の宿り場になると信じられており、悪霊や災いなどから収穫物を守る魔除けとしても使われていました。地域によってはお供えに飾ったススキを捨てずに庭や水田に立てたり、軒先に吊るすなどして災いから田や家を守るという風習が今でも残っているそうです。

 

小さい頃から馴染みのある文化や風習も、調べてみると知らなかったことも多く、新たな発見をすることができます。
十五夜は過ぎてしまいましたが、これから少しずつ空気も澄んできて月や星が綺麗に見える季節になります。
たまにはほっと一息ついて空を見上げる時間もいいものですよ😊

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2022年9月11日