先日ご紹介した、外構リフォームの事例です。
今日は工事中の様子を少しだけご紹介します。
こちらは土間コンクリートを打つ前の様子です。
土間コンクリートを打つ前には、掘削して、下地に沈み込みや水の染み上がりを防ぐために砕石と呼ばれる石ころ・砂利石を敷き詰めます。
その後、転圧と言って、圧力をかけて締め固める作業を行います。
この工程を怠ると、あとから沈下してしまいます。
その上に、上の写真のようなワイヤーメッシュ(鉄製の丸棒を網状に組み込んだもの)を敷き詰めます。
メッシュの下には、スペーサーブロックを入れます。
ブロックを入れないと、下地に鉄筋が接触しているため、コンクリート下部は鉄筋が露出していることになってしまいます。
また、鉄筋上部は必要以上のコンクリートの厚みが乗っているため、せっかくの鉄筋の力が伝わりません。
ここにコンクリートを流し込んでいきます。
この後、しっかり養生して、完成です。
駐車場の土間コンクリートには適切な養生期間が必要です。
「どのくらい待てば車を停められるの?」という質問をよくいただきますが、完全に固まるには1ヵ月くらいかかります。
しかし、土間コンクリートを打設して1ヶ月経たないと車を停められない訳ではありません。
施工する季節で変わりますが、一般的には5日程度、冬季は10日前後の養生期間で、駐車できるようになります。
ただし、駐車する際には、急ハンドルや急ブレーキなどは禁物です。
タイヤとの摩擦でコンクリートの表面が崩れたりする原因になってしまいます。
しかし、これはあくまで早急に車を駐車しなくてはいけない場合なので、可能な限り養生期間を設けた方がいいです。
せっかく綺麗に仕上げてもらった土間も、駐車するタイミング一つで台無しになってしまう恐れもありますので、きちんとご案内させていただきます。
ご安心ください。