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暗渠排水
お庭の土が水はけの悪い粘土質などの場合、雨が降った後に土がびちゃびちゃになってしまったり、いつまでも水たまりが残ったりしてしまいます。
それだけでなく、お庭に植わっている植物が根腐れを起こして枯れてしまう、なんてことも。
そういったことを防ぐために行うのが、「暗渠排水（あんきょはいすい）」です。
暗渠排水とは、地中に埋設した水路を使って排水を行うことを指します。
写真は埋める前のもので、完成後はこのパイプが土の中に埋まり、見えなくなります。
使用しているパイプは「トリカルパイプ」という穴のあいたパイプです。
この穴に土などが詰まってしまうと排水が行えなくなってしまうので、周りを砂利で囲むようにして地中に設置し、雨水枡に接続します。
地中の水が穴からパイプに浸透し、雨水枡に流れていくことで排水を行います。
暗渠排水は、そもそもは水田を乾田化させるために古くから使われていた排水方法だったそうです。
そこから派生し、現在では住宅のお庭の水はけ対策として利用されることも増えてきました。
水はけをよくする方法には、この他にも「土地に勾配をつける」「土壌改良・土の入れ替えをする」「排水溝を設ける」など様々な方法があります。
せっかくのお庭なので、きれいに楽しく活用していただけるよう、最適な方法をご提案させていただきます。
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2023年2月26日