二十四時間の暮らしの中に新たな一時間
~ 夕暮れのガーデンテラス ~
日が傾き始めると、空の色と共に、お庭も夕焼け色にゆっくりと染まっていきます。
太陽が沈み切っても、まだあたりが残光に照らされている、ほんのわずかな、しかし一日で最も美しい時間。
慌ただしい日常の中で見逃してしまうこの時間に気づかせてくれる、そんなガーデンテラス。
この日は雨上がり。
雨に濡れたタイルが鏡になり、淡く染まった空が映し出され、庭がマジックアワーに浮かび上がります。
塀に映し出される庭木のシルエット。
日没と共に、庭のライトが灯り、夜の世界にいざないます。
足元に置かれているのは・・・・これから始まるお楽しみのお供?
下草も赤く染まり、次に始まるお庭時間の開幕を待ちます。
すっかり日が落ちた後。
幹に沿って、下から照らし上げられた庭木が、幹の陰影を浮かび上がらせるグラデーションを織りなし、庭が昼間とは別世界に・・・
日が沈んだ後の庭は夜にしかない魅力があります。
その様子は、また次回・・・
(追記:次のコラム「何でもない日常を額縁で飾るように」はこちら)
※こちらの事例紹介ページ「Case 41 ヴィラを思わせるガーデンテラス」もご覧ください。
※前回のコラム「ようこそと迎え入れたくなる庭」はこちら。