これまでにもいくつか、和風のお庭をご紹介してきました。
和風のお庭と言えば、このような石を見かけたことはありませんか?
この六角形に近い柱状の石材は「六方石(ろっぽうせき)」と呼ばれます。
六方石とは、溶岩が冷却する過程で収縮し、五から六角形の縦方向の割れ目が生じてできたもの。
硬い石質と特有の形状が特徴で、古くから造園材料として使われています。
上の写真のように柱状のまま使うだけでなく、輪切りにして、飛び石としても使われます。
使い方次第で、和風にも洋風にもマッチします。
こちらの事例では、門柱の前に配することで、いい感じに和モダンの雰囲気を出しています。
切断面を磨くと深い黒の光沢が現れ、天然の石肌の対比がお互いを引き立てます。
自然そのままの野趣あふれる風合い、そして、そこに人の手が加わることでまた別の表情が加わることで醸し出す雰囲気が、六方石の魅力です。
ぜひ、お庭に加えてみてくださいね。